心の病気と心の弱さ
2000年に発表された厚生労働省の「労働者のメンタルヘルス対策に関する検討会報告書」に、
心の健康問題の課題として、
(1)こころの健康の客観的な測定方法が十分確立していないため,評価が容易でない
(2)こころの健康問題発生の過程に大きな個人差があり,そのプロセスの把握が難しい
(3)こころの健康問題は周囲の人々によって理解されにくい
(4)こころの健康を理解し,対処できる専門家が多くない
(5)こころの健康問題が人格を否定する形で評価される傾向が強い
2008年になった今でも、これらの課題は残っていると思う。
「病気になるのは、心が弱いからだ」と思っている人多いし、どのように接して良いか、分からない人が多いと思う。
自分からすると、普通に接して欲しいと思うし、言動がおかしいと思っても、暖かく見守って欲しい。
見守って貰うしかないというのが正しいのかな。
でも、心の病気は「心の弱さ」とは何の関係もないことだけは確かである。
回復期にあって、職場に復帰するときは、精神科医、カウンセラー、職場の3者一体になって、復帰を見守る必要があると思う。
みのねっと http://mino.net/